どんな環境でも自分と馬の合わない人はいるものである。
僕の場合、職場にいる。
そいつは僕の席の隣の川(机の列のことです→教室の中に川?参照)にいて、
僕のちょうど真後ろにいるから、そいつの独り言がよーく聞こえる。
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とある昼下がりの就業中、こんな会話が聞こえてきた。
昼下がりのオフィス(画像はイメージです) |
そいつ :
「大雪が降った日は宅配ピザを注文するんっすよ!」
そいつの上司 :
「ふーん。なんで?」
そいつ :
「だって外に出るの、たりーじゃないっすか。別に嫌がらせとかそーゆんじゃないっすよ。
そのとき頼んだピザ、冷めてたんで、『これ、冷めてる』って文句言ったんっすよ。
そしたら、『すみません。いつもより配達時間がかかっちゃって』とか言いやがって。
で、もすこし文句言った後、『ご苦労さん。』っていいながら500円多く金払ってやったんすよ。」
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こいつを非難できる点は3つある。
- 就業中になにやってんだ
- 嫌がらせじゃないとか言いながら立派に嫌がらせしている(ケチつけてる点)
- 相手の立場を蹴落としてから、自分の立場を上げている(チップを渡した点)
ひとしきり嫌悪感が体中を駆け巡った後、ふと思ったことがある。
もしかして、これは自己嫌悪なのではないだろうか?
思えば、自分にも思い当たる節がある。
相手を見下し、自分が優位に立とうとする性格。。。
自分に自信が無いとき、自分に劣等感があるとき、僕はつい相手を見下し、
自分のくだらないプライドを守ってきた。
そう、僕はあいつに自分の嫌な一面を重ねていたのだ。
話は変わるが、
人間が「好き」と「嫌い」を感じるときに使われる脳の場所は同じで(扁桃体ってところ)
「嫌い」と「好き」の感情は近いらしい。(一番遠いのは無関心)
嫌いだということはそれだけ関心があり、自分の感情回路に強く印象づけられている
ということだから、それはほとんど「好き」に近い。
対象への妬みや、自分の欠点を認めたくないという気持ちを、悪口で隠している場合が多い。
なぜそれが嫌いなのか、どこが一体気になっているのか。
考えると、自分を見つめなおす大きなチャンスになるかもしれない。
(茂木健一郎が言ってた)
"Kenichiro Mogi 20071117" by Joi - Ken Mogi on Flickr - Photo Sharing!. Licensed under CC 表示 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.
まさにキライな奴は、自分を映す鏡なんだな。
と気づいた今日この頃でした。
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